7.企業のメンタルヘルス対策 手順-ステップ5「対策の周知・啓発、教育」

今回は「2.企業のメンタルヘルス対策 手順表」で示した「メンタルヘルス対策の手順モデル」の、ステップ5である、「対策の周知・啓発、教育」 について詳細を掲載します。

ステップ1~3まででメンタルヘルス対策の基礎を構築し、ステップ4で対策を策定しました。
しかし、制度や仕組みを作っても運用がうまくいかなければ、絵に描いた餅になってしまいますので、周知・啓発をし、教育する必要があります。
周知・啓発、教育の方法は色々ありますが、当協会では2つの観点でまとめてみました。

観点① 階層別教育
比較的実施しやすい、階層別集合研修です。

※ 上表の全社員対象の基礎教育は、ステップ3で実施すべき内容です。

◆ ポイント ◆

・社内の研修だけでなく、外部研修にも参加させて、様々な視点を持たせること。
・資料の掲示も教育の一環となる。
・繰り返し、継続的に実施することが望ましい。
・メンタルヘルスに特化する必要はなく、日頃の問題解決を教育の機会であると認識する。

観点② 職場風土
これまで当ブログにて、メンタルヘルス問題の防止策を掲載してきましたが、改めてそれらを大まかにまとめますと、以下の2点になります。

挨拶や声掛けなど、日頃の基本的なコミュニケーションを習慣化させる
テーマを設定したディスカッションの場を設けて、認識を共有化させる

そして今回は、上記①~②の防止対策がうまく機能するための周知・啓発、教育について掲載しています。
しかし、基礎知識を習得させることは可能であっても、会社や職場の雰囲気が基礎知識で得た防止対策の実践をためらわせることがあります。
このことをまとめると、以下のようになると考えます。

◆ ポイント ◆

・あくまでもインフォーマルな取り組みであるため、規定化したり、押し付けにならないようにする。
・しかし、何もしないと何も実施されないため、人事や総務部門が仕掛け作りの役割を担う。

例:飲み会費用の助成金制度創設
飲み会会場や娯楽施設の紹介・予約
サークル立ち上げの援助(メンバー募集 等)

・役割を担うために、相談しやすい環境(雰囲気)を作り、相談されたら快く受け入れること。

まとめ メンタルヘルスの予防策をうまく機能させるには

1.総務部門が”カギ”を握る
メンタルヘルス問題対策は、生産性・品質の向上に直結することを認識し、積極的に、かつ、粘り強く推進していく。

2.教育担当部門と、現場の管理・監督職の連携が必須

掲載日:平成24年8月16日(木)

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